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ラ・アルヘンチーナ頌 Admiring La Argentina

ラ・アルヘンチーナ頌 

大野一雄のソロ作品。演出土方巽。1977年11月に東京の第一生命ホールにて初演され、94年まで世界各地で119回上演された。「ラ・アルヘンチーナ」はスペイン舞踊の革新者として知られるラ・アルヘンティーナ・アントニア・メルセ、「頌」は讃えるの意。大野が1929年に帝国劇場でメルセの来日公演を見て深い感動を覚えた体験が創作の源となっている。80年の欧州ツアー時からは、彼女がカスタネットを奏でる2曲を本作に取り入れている。

バッハのトッカータとフーガが鳴り、男娼ディヴィーヌ(ジャン・ジュネ『花のノートルダム』より)である大野一雄がスポットライトの中を観客席から立ち上がる冒頭は、国内外で衝撃を与えた。

<1981年のニューヨーク公演におけるシーン構成>
ー死と誕生
ー日常の糧
ー天と地の結婚
ータンゴと共に
ーフィナーレ・感謝をこめて

<関連>
<わたしのお母さん>初演(1981)のプログラムに「アルヘンチーナとの出会い」というテキストあり。同公演の案内状でもアルヘンチーナに触れている。

基本情報

資料ID
WKS5
作品タイトル
ラ・アルヘンチーナ頌 
作品種別
舞踏
制作/公開年
1977年
初演会場
第一生命ホール(東京)
出演者・スタッフ(初演)
演奏
池田光夫とロス・アミーゴス, 永井宏 / Hiroshi Nagai
舞台監督
吉本大輔 / Daisuke Yoshimoto
宣伝美術
田中一光 / Ikko Tanaka, 細江英公 / Eikoh Hosoe

上演履歴

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