こと
- 公演
わたしのお母さん|テアトルフォンテMy Mother | Theatre Fonte
大野一雄全作品上演計画第4回。
<わたしのお母さん>の上演は1987年の仙台公演以来で、大野慶人が演出を担った。大きく異なる変更を加えたのが、空間構成とフィナーレである。
劇場空間全体を母の胎内と見立て、舞台上にも客席を設置。通常の客席と合わせてアリーナ型の、360度囲む形をつくった。大野慶人はよく研究生への稽古でも「大野一雄はどこから見ても花だった」という趣旨の発言をしていたが、観客がぐるりを囲み、どこから見ても花となるような空間をしつらえた。
もう一点の大きな変更は、大野一雄が最後の場面でメイクを落として素顔で登場し、<愛の夢>を踊ることである。
大野一雄が幼い頃に函館で親しんだ、旅芸人の津軽三味線と”お母さん”がよく弾いていた六段が使われ、津軽三味線は佐藤道弘が生演奏している。
「大野一雄全作品上演上演計画」は1994年4月の<睡蓮>を皮切りに、1997年の<天道 地道>まで6回行われた。
<関連>
魂の風景|テアトルフォンテ(EVT2)
基本情報
- 資料ID
- PFM409
- タイトル
- わたしのお母さん|テアトルフォンテ
- 会場名
- テアトルフォンテ (横浜市泉区民文化センター)
- 都市名・国名
- 横浜、日本
- 開催期間
- 1995年11月24日 - 1995年11月25日
- その他開催概要
- 大野一雄全作品上演計画 第4回として。
津軽三味線:佐藤通弘
11月23日には映画「魂の風景」の上映あり。 - 出演者・スタッフ
- 演奏
- 佐藤通弘 / Michihiro Sato
- 衣装
- 大野悦子 / Etsuko Ohno, 大石宏子 / Hiroko Oishi
- 音響
- 大野慶人 / Yoshito Ohno, 鈴木浩 / Ko Suzuki
- 照明
- 溝端俊夫 / Toshio Mizohata
- 舞台監督
- 中村森綱 / Moritsuna Nakamura
上演データ
1995年11月24日 19:30
1995年11月25日 17:00