こと

  • 公演

死海|有楽町朝日ホール(初演)The Dead Sea | Yurakucho Asahi Hall (Premiere)

死海|有楽町朝日ホール(初演)

<死海ーウインナーワルツと幽霊>初演。
「舞踏フェスティバル'85 :舞踏懺悔録集成ー七人の季節と城」にて上演された。演出は土方巽。

1983年3月に公演に訪れたイスラエルの地での経験を元に、海外公演のなかった1984年に一年をかけてつくられた。すでに1983年5月に釧路のジャズ喫茶ジス・イズで行われた公演にその片鱗を見ることができる。

1969年から自身が舞台に立つことがなかった大野慶人は、この公演で舞台に復帰した。1980年8月から大野一雄の海外公演に同道し音響を務めていたが、1983年のイスラエルで音を操作する姿を見た人に「あなたも踊っていましたね」と言われたことも舞台復帰を後押しした。土方巽が大野慶人のために3つの作品を振付け、大野慶人は「不詳の存在者」として「いつとはなしに現われいつとはなしに消えてゆく」。

飯島耕一はその舞台評で、「大野一雄は苦もなく(と言っていいのかどか)、王であり同時に乞食、老女でありかつまた少女であるという奇跡を実現していた」と書いている(1985年2月15日東京新聞)。

基本情報

資料ID
PFM129
タイトル
死海|有楽町朝日ホール(初演)
会場名
有楽町朝日ホール
都市名・国名
東京、日本
開催期間
1985年2月11日 - 1985年2月13日
その他開催概要
舞踏フェスティバル'85 舞踏懺悔録集成ー七人の季節と城 にて。
同フェスティバルでは他に「ラ・アルヘンチーナ頌」を上演。
出演者・スタッフ
演奏
東京金管五重奏団, 永井宏 / Hiroshi Nagai
音響
宇梶晶二 / Shoji Ukaji
照明
澤玲郁子 / Reiko Sawa
舞台監督
上野陽一 / Yoichi Ueno, 山口晃史 / Koji Yamaguchi

上演データ

  • 1985年2月11日 18:30

  • 1985年2月12日 18:30

    飯島耕一による舞台評あり(東京新聞)
  • 1985年2月13日 18:30

戻る