こと

  • 作品

死海 ー ウインナーワルツと幽霊The Dead Sea - Viennese Waltz and Ghosts

死海 ー ウインナーワルツと幽霊

1985年初演、演出土方巽。舞踏フェスティバル’85(日本文化財団主催)のプログラムとして上演された。この作品で、1969年のソロ公演より舞台を離れていた大野慶人がカムバックを果たし、大野一雄と共演した。

大野一雄と大野慶人は1983年にイタリア・イスラエルツアーにおいて死海を訪問。エルサレムでは、イエスの歩んだ道など聖書の中でしか知らなかった場所を実際に体験した。アルヘンチーナ、母親を踊った次は、信仰と舞踏の関係を作品にするしかないと大野慶人が提案し、この時の体験をもとに作品がつくられた。

土方巽は翌1986年に急逝、この作品が大野一雄を演出した最後の作品となった。また、大野慶人のためには土方巽が3つの場面を振付けた。<土方三章>と呼びならわされる独立性の高いこの振付作品を、大野慶人は亡くなるまでずっと踊り続けた。

終幕の<ウィンナーワルツと幽霊>では、大野一雄がヨハン・シュトラウスの<芸術家の生涯>一曲を踊りきる。

主な作品構成:
ー死海
ーレクイエム
ー天地創造のエピソード
ー廃園
ーウィンナーワルツと幽霊
ここに、「土方三章」が挿入される。

基本情報

資料ID
WKS9
作品タイトル
死海 ー ウインナーワルツと幽霊
作品種別
舞踏
制作/公開年
1985年
初演会場
有楽町朝日ホール(東京)
出演者・スタッフ(初演)

上演履歴

戻る