こと
- 作品
菩提樹の初花がFirst Flower of the Linden
1949年11月に開催された大野一雄現代舞踊第一回公演の第一部で上演された大野一雄のソロ作品。リルケの詩が元になっている。プログラムに引用されている詩句は、「花咲く花咲け花咲く樹 夏には實りが豐かだらう」(※)。
土方巽が「シミーズをつけた男がこぼれる程の叙情味を湛えて踊る」(「中の素材/素材」1960年土方巽DANCE EXPERIENCEの会プログラムより※※)のを見て感動したのは、大野慶人の証言などから、この作品だったのではないかと考えられる。
※「咲」はプログラムでは旧字。昭和21年(1946年)発行の『リルケ詩集』(片山敏彦訳)では、「花咲け、花咲け、花咲く樹、夏には實りが豐かだらう。」となっている(「咲」は旧字)。
※※テキスト内では「二十三年の秋」となっているが、1948年には大野一雄の客演・公演は確認されておらず、1949年のリサイタルのことを指していると考えられる。
基本情報
- 資料ID
- WKS15
- 作品タイトル
- 菩提樹の初花が
- 作品種別
- モダンダンス
- 制作/公開年
- 1949年
- 初演会場
- 共立講堂 / 東京
- 出演者・スタッフ(初演)
上演履歴
大野一雄現代舞踊第一回公演|共立講堂
- 開催期間初日
- 1949年11月27日
- 国名・都市名
- 東京、日本
- 会場名
- 共立講堂