こと

  • 作品

花と鳥Flower and Bird

花と鳥

大野慶人のソロ作品。2013年10月、大野一雄フェスティバル2013にて初演。初演時には、<未来の私への手紙>とサブタイトルがついていた。これ以前にも「花と鳥」のタイトルで1994年(釧路ジス・イズ)、2004年(高岡市民会館)に公演を行っているが、2013年初演作品とは別作品である。2013年初演<花と鳥>は、土方巽と大野一雄の教えを一身に引き受けた大野慶人の集大成と言える構成をもち、ヨーロッパ、ブラジル、中国を巡演した。

「花と鳥」という言葉は、1969年の大野慶人独舞公演のプログラムに土方巽が寄せた「彼の踊りは花と鳥だ」との一文から引かれている。大野慶人は、「他にいろいろな名前を作品につけたが、結局自分には“花と鳥”しかない」と語っていた。大野慶人にとって「花」は内部や優しさを、「鳥」は外部や怒りなどの強い感情を喚起させるものとして捉えられている。

四方田犬彦著『大野慶人の肖像』(2017年 有限会社かんた刊)には、<花と鳥>初演の詳細な内容が記されている。

<構成>
-鳥
-土方三章(土方巽振付)
-映画「へそと原爆」上映(1960年細江英公監督作品、共演:土方巽)
-死と誕生(大野一雄<ラ・アルヘンチーナ頌>より)
 ディヴィーヌ抄
 少女
-うさぎのダンス

基本情報

資料ID
WKS47
作品タイトル
花と鳥
作品種別
舞踏
制作/公開年
2013年
初演会場
BankART Studio NYK / 横浜
出演者・スタッフ(初演)
衣装
大野悦子 / Etsuko Ohno
音響
國府田典明 / Noriaki Coda
照明
池野一広 / Kazuhiro Ikeno
舞台監督
中村森綱 / Moritsuna Nakamura
撮影/記録
瀧島弘義 / Hiroyoshi Takishima
スタッフ
ジョーダン・マイヤー / Jordan Meyer

上演履歴

戻る