こと
- 作品
鬼哭The Devil’s Cry
1949年の大野一雄現代舞踊第一回公演にて初演。プログラムには「松隈勇一郎氏鬼哭の文學より」とあるが「松隈勇一郎」については何も知られていず、第3回公演プログラムにある「追いつめられた人間霊魂の袋小路には汚辱と虚無とが熱病の氣の如くたちこめている 燐火陰々としてさめざめと泣く鬼哭の歌」というテキストから作品の元となった文学を想像するしかない。
写真が残っているが、何年のものかは特定できていない。写真では、だぶっとした貫頭衣を着て仮面を使っており、マリー・ヴィグマンの影響が感じられる。仮面は美術家井上信道作。1950年の第2回公演では改作して上演、東京新聞の舞踊評で「最も彼らしい作品」としてあげられている。
<鬼哭>は1992年に発表された作品<小栗判官照手姫>でも1シーンを構成した。
基本情報
- 資料ID
- WKS21
- 作品タイトル
- 鬼哭
- 作品種別
- モダンダンス
- 制作/公開年
- 1949年
- 初演会場
- 共立講堂 / 東京
- 出演者・スタッフ(初演)
上演履歴
大野一雄現代舞踊第三回公演|共立講堂
- 開催期間初日
- 1951年11月23日
- 国名・都市名
- 東京、日本
- 会場名
- 共立講堂(神田)
大野一雄現代舞踊第二回公演會|共立講堂
- 開催期間初日
- 1950年10月22日
- 国名・都市名
- 東京、日本
- 会場名
- 共立講堂
大野一雄現代舞踊第一回公演|共立講堂
- 開催期間初日
- 1949年11月27日
- 国名・都市名
- 東京、日本
- 会場名
- 共立講堂