こと

  • 作品

鬼哭The Devil’s Cry

鬼哭

1949年の大野一雄現代舞踊第一回公演にて初演。プログラムには「松隈勇一郎氏鬼哭の文學より」とあるが「松隈勇一郎」については何も知られていず、第3回公演プログラムにある「追いつめられた人間霊魂の袋小路には汚辱と虚無とが熱病の氣の如くたちこめている 燐火陰々としてさめざめと泣く鬼哭の歌」というテキストから作品の元となった文学を想像するしかない。
写真が残っているが、何年のものかは特定できていない。写真では、だぶっとした貫頭衣を着て仮面を使っており、マリー・ヴィグマンの影響が感じられる。仮面は美術家井上信道作。1950年の第2回公演では改作して上演、東京新聞の舞踊評で「最も彼らしい作品」としてあげられている。
<鬼哭>は1992年に発表された作品<小栗判官照手姫>でも1シーンを構成した。

基本情報

資料ID
WKS21
作品タイトル
鬼哭
作品種別
モダンダンス
制作/公開年
1949年
初演会場
共立講堂 / 東京
出演者・スタッフ(初演)

上演履歴

戻る