こと

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老人と海The Old Man and the Sea

老人と海

1959年4月に開催された大野一雄モダン・ダンス公演にて上演された、ヘミングウェイの『老人と海』を舞踊化した群舞作品。台本・演出は池宮信夫、振付は大野一雄。
実際に投函されたかどうかは不明だが、大野一雄がヘミングウェイに宛てた手紙の草稿が残っており、ヘミングウェイの作品の愛読者であること、「孤独でありながら孤独でないあの老人」に魅力を感じていること、自身も魚釣りが好きなことなどから始まり構想や構成についても言及しており、「舞踊家として老人と海に全くとりつかれてしまった」と述べている。
音楽は安田収吾が作曲、大野一雄がオカリナを、大野慶人がボンゴを演奏しており、公演に使ったと思われる録音テープ(6mmのオープンリールテープ)が残っている。リハーサルも含め、写真も多く残されている。

<配役>
ニグロ:小林信次
ガラノー:藤井邦彦
大きな魚・死んだ魚:大野幸人(大野一雄の長男)
少年:大野慶人(大野一雄の次男、舞台デビュー)
舟:マストー矢向任子、へさきー大沢喜代、ともー青木則子
夫婦連れのマカジキ:東元益秀、増山泰子
老人:大野一雄

<構成>
プロローグ
第1章 ラ・マル(海)
第2章 ジュエゴ(試合)
第3章 ガラノー(鮫)
エピローグ
(プログラムより。台本では章立てが少し違う)

基本情報

資料ID
WKS1
作品タイトル
老人と海
作品種別
モダンダンス
制作/公開年
1959年
初演会場
第一生命ホール / 東京
出演者・スタッフ(初演)
出演
小林信次 / Shinji Kobayashi, 藤井邦彦 / Kunihiko Fujii, 大野幸人 / Yukito Ohno, 大野慶人 / Yoshito Ohno, 矢向任子 / Toko Yakoh, 青木則子 / Noriko Aoki, 大野一雄 / Kazuo Ohno, 他 / others
使用音楽
安田収吾作曲、音源あり

上演履歴

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