こと

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睡蓮Water Lilies

睡蓮

1986年1月の土方巽の逝去後、大野慶人が大野一雄を演出した初の作品。この作品以後、すべての大野一雄の演出を大野慶人が担うようになった。クロード・モネの絵画〈睡蓮〉を着想源に、一雄と慶人のソロとデュオで構成される。1987年6月シュツットガルト世界演劇祭にて初演の後、同年8月に土方巽追悼企画「病める舞姫」(銀座セゾン劇場)にて日本初演。改変を加えながら、97年まで87回の上演を重ねた。

作品中にアニー・ロックのアルバム「ポートレート」からの数曲が使用されており、大野慶人の回想によれば、その曲を中心に据えて、それをベースに他を決めていったという。睡蓮の最後の場面<朝の挨拶>についての大野一雄のテキストには、「モネの睡蓮の庭園はモネの自画像なのだと思っている」という一節がある。

1990年9月トロント公演での構成:
1.ハレー彗星に横たわる女
2.この花は嬰児かそれとも老人か
3.天のかけはし
4.断想
5.命の花粉
6.朝の挨拶

基本情報

資料ID
WKS10
作品タイトル
睡蓮
作品種別
舞踏
制作/公開年
1987年
初演会場
シュツットガルト州立劇場(ドイツ)

上演履歴

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