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アーティスト|川村美紀子
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現在活躍するアーティストを紹介するコーナー
独自の生き方とスタイルを貫く多才なアーティスト、川村美紀子を取り上げます。南房総で暮らす彼女の自撮りショットと、2016年パリ公演より庭園で踊る映像を公開します。
川村美紀子(1990~)
16歳よりダンスを始め、2011年より本格的に作品を発表。新人賞を総なめにし、日本ダンス界の新鋭として話題を呼ぶ。劇場にとどまらず、屋外やライブイベントでのパフォーマンス、映像・音楽制作、レース編み、アクセサリー製作など、その活動は多岐にわたる。
http://kawamuramikiko.com/
「地獄に咲く花(La fleur éclôt en enfer)」(2016)
2016年、フランスでの半年間のレジデンス中に制作・発表された作品。リリュー=ラ=パプ国立振付センター(CCNR)を拠点に、パリ、リヨン、グルノーブル、マルセイユ、ル・アーブルを巡りながら、仏教儀礼をテーマにした本作の構想を温め、舞台美術となる般若心経278文字をひとつひとつアイロンビーズで作り上げた。
世界各国から集まる学生や研究者のための宿舎が立ち並ぶパリ国際大学都市の日本館で行われた公演では、観客が川村の身体に書いた言葉をその場で踊りに昇華するという参加型の演出を導入。日本庭園から藤田嗣治の絵画が飾られたホールまでをダイナミックに用いたこの前代未聞のパフォーマンスは、穏やかな日常の風景を一変させるだけなく観る者の心を波立たせ、詰めかけた満員の観客のうちに賛否両論を巻き起こした。
映像提供:川村美紀子
番組用編集:飯名尚人
字幕翻訳:呉宮百合香、本田 舞
「地獄に咲く花」
2016年 パリ国際大学都市 日本館(パリ|フランス)
振付・出演:川村美紀子
撮影:景山紘翔
字幕テキスト:ミシェル・ケレメニス(KLAP Maison pour la danse)
照明:マーゴ・オリヴォー
通訳:松原茉以
企画制作:呉宮百合香、ヴェロニク・ドニ=ラロック
助成:笹川日仏財団、公益財団法人セゾン文化財団
協力:アンスティチュ・フランセ日本 / 在日フランス大使館、横浜赤レンガ倉庫1号館[横浜ダンスコレクション]、Centre Chorégraphique National de Rillieux-la-Pape / Yuval Pick
映像制作:川村美紀子
出典:https://youtu.be/z2RN_XUvOaM
© Mikiko Kawamura, 2017
川村美紀子の日常
撮影編集:川村美紀子
© Mikiko Kawamura, 2020