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本棚|セリーヌ・ヴァグネル『地を打つ:土方巽 舞踏への道』
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ダンス書籍を紹介するコーナー
今回ご紹介するのは、2016年にフランスのアクト・スュッド社より出版された、土方巽の生い立ちや作品制作の背景を描く“漫画(バンド・デシネ)”です。
セリーヌ・ヴァグネル(1975~)
フランスの漫画家。2009年、大野一雄を敬愛する音楽家アノーニ(旧名アントニー・ヘガティ)のインタビューを通じて、舞踏に出会う。16年、舞踏を描いた初のバンド・デシネ『地を打つ:土方巽 舞踏への道』を上梓。同作で、フランスの優れた女性漫画家に与えられる「アルテメシア賞」2017年グランプリを受賞。
バンド・デシネ(Bande Dessinée / BD) とは?
フランスやベルギーを中心としたフランス語圏で独自の発展を遂げてきた漫画文化。BDの略称で親しまれ、フランスでは建築・彫刻・絵画・音楽・文学・演劇・映画・メディア芸術に並んで、第九の芸術と称される。エルジェ作『タンタンの冒険』はバンド・デシネの世界的名作。A4判、ハードカバー、一冊読み切り、フルカラーが基本形で、大人が書いた大人のための作品であることが多い。アメリカのコミック、日本のマンガ、ヨーロッパのバンド・デシネとも言われる。
© Céline Wagner, 2016
© Céline Wagner, 2016
© Céline Wagner, 2016
© Céline Wagner, 2016
Céline Wagner, Frapper le sol : Tatsumi Hijikata, sur la voie du butô, Actes Sud Editions, 2016.
企画・撮影・編集:飯名尚人
音楽:星野紗月
字幕テキスト:呉宮百合香
字幕翻訳:本田 舞
© NPO Dance Archive Network, 2020