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レクチャー

レクチャー「戦時下の慰問舞踊」

1939-1942 江口・宮舞踊団の前線慰問の記録を振り返る
講師 坂口勝彦

レクチャー開催「戦時下の慰問舞踊」  講師 坂口勝彦

日時. 2025年9月21日日曜 17:30-18:30
会場 西宮市フレンテホールホワイエ
入場無料 ご予約は不要です。直接会場にお出かけ下さい。
問合せ 西宮市フレンテホール 電話0798-32-8660

15年戦争中、多くの舞踊家は前線にまで出向いて兵士たちを励ましました。いわゆる慰問舞踊です。それは戦争協力のひとつの形でした。でもその一方で、非常に多くの観客――大部分は兵士――がダンスを見ることになり、兵士にとっても舞踊家にとっても幸福な時だったのかもしれません。日本のモダンダンスの始まりは、こうした戦争の時代に重なります。それは例外的な状況だったのでしょうか、それとも日本のモダンダンスのその後を決定したでしょうか。江口隆哉・宮操子と石井漠が行った慰問舞踊について詳しく見ていきます。
 
坂口勝彦:舞踊批評、舞踊史、思想史。早稲田大学講師。日本のダンスの包括的な歴史を調査中。「舞踊家 石井漠の戦争協力:戦時期における舞踊の理念の体現」(『世界文学』2023年7月号)、「アラン・プラテル」(『現代ベルギーの舞台芸術』三元社(近刊)、所収)、『江口隆哉宮操子 前線舞踊慰問の軌跡 戦場のモダンダンス』(共著、2017年、かんた)等。