プロジェクト

公演

プロジェクト大山「踊る日本の私」

〜大山流『日本』三部曲と新しい生活様式
ダンスアーカイヴプロジェクト2020

プロジェクト大山「踊る日本の私」

古家優里氏振り付け、プロジェクト大山による上演になるもので、令和に起きた受難によって襲来した新しい生活と、それに伴い揺道する人間の有り様を諧謔的表現をもって創造したものである。 (田上豊)

『日本』三部曲は、1940年9月30日に東京宝塚劇場で催された現代舞踊公演です。振付・作曲・台本に当時のスターたちが名を連ねた、国家主導の一大スペクタクルでした。
1940年は、アジア初となる東京オリンピックの開催が計画された年です。しかし日中戦争の長期化によりやむなく中止されます。その一方で、この年には皇紀2600年を祝う様々な記念行事が催されていきます。第一線の舞踊家達が賑々しく集う『日本』三部曲もそのひとつ。平和の祭典が中止となった戦時、国家とダンスはどのような接点を持っていたのでしょう。
そして2020年、新型コロナの世界的流行によって東京オリンピックは延期されました。私たちの生活は平時から一転し、大きく変わろうとしています。今、国家とダンスは、生活とダンスはどのような接点を持とうとしているのでしょうか。80年を経た歴史的ダンス公演を、プロジェクト大山流に読み解き、現代に読み替えていきます。
劇場とオンラインで、皆様のご来場を心よりお待ちしています。

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  • チケット購入

■ 劇場公演
日  時:2020年 9月30日(水)19:00開演
        10月 1日(木)19:00開演
会  場:東京ウィメンズプラザ ホール
チケット:劇場鑑賞チケット 3,000円(中学生以下無料*)

* 中学生以下のお子様とご来場の際は、チケット購入時に備考欄にてお知らせください。
** 完全防音で、小さなお子様と一緒に安心してご覧いただける「親子室」あり。無料。
ご希望のお客様は、info@dance-archive.netまでお問い合わせください。

自分の時間でゆっくり見たい

■ オンライン映像配信
日  時:2020年10月1日(木)20:30 〜 10月2日(金)12:00
視聴方法:Peatixよりお申し込みいただいた後、9月中旬より、配信視聴リンクをメールでお送りします。上記時間内はいつでもご覧いただけます。
チケット:配信視聴チケット 1,200円

作品の背景を知ってもっと面白くみよう

■ チケット購入者限定公開 オンラインレクチャー 坂口勝彦 『日本』三部曲とはなにか?
日  時:2020年9月中旬〜10月1日(木)深夜
視聴方法:劇場公演・オンライン配信のチケットご購入のお客様に、公演をさらに楽しめるオンラインレクチャーの視聴リンクをお送りします。公演当日までいつでも視聴可能です。

振付・演出:古家優里
脚本・構成・演出:田上豊(田上パル主宰)
出  演:古家優里、三輪亜希子、松岡綾葉、長谷川風立子
音  楽:武田直之
衣  装:坂本千代
監  修:坂口勝彦

主  催:NPO法人ダンスアーカイヴ構想
共  催:有限会社かんた
助  成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

『日本』三部曲とは (坂口勝彦)

1940年、3年目の日中戦争は泥沼状態になり、予定されていた東京オリンピックも返上された。だが、この年は神武天皇即位2600年にあたる。疲弊する中国戦線を尻目に、政治的・祭祀的・文化的な多くのイベントが官民で企画された。そのひとつが「皇紀二千六百年奉祝芸能祭」。「日本文化中央連盟」という数年前に設立された半官半民の機関が企画した。その洋舞部門で作品を依頼されたのが、江口隆哉(40歳)、高田せい子(45歳)、石井漠(54歳)。当時舞踊批評をしていた光吉夏弥が、「日本」というタイトルでシナリオを書いた。作曲は深井史郎、江文也、高木東六。こうして、「創造」「東亜の歌」「前進の脈動」という、八紘一宇に基づく東亜新秩序を称揚し、戦時体制を鼓舞する3部作ができあがった。9月30日に東京宝塚劇場で上演。

■ 第一部 「創造」 [振付]江口隆哉・宮操子 [作曲]深井史郎 

神々、生命、人間の誕生を描く。江口と宮操子が、万物を産む二体の神となり、最初の男女ともなる。生物の群れが抽象的なモダンダンスで表され、江口と宮の二人が艶美なデュエットを踊る。バレエ・スエドワの『世界の創造』を参考にしたパノラマ的作品。作曲は深井史郎。

■ 第二部 「東亜の歌」 [振付]高田せい子 [作曲]江文也 

舞台は支那。絢爛たる宮廷、上海埠頭の喧騒、猥雑な広東のキャバレー。優雅な振りで颯爽と登場する高田せい子は、惰眠を貪る支那を闊歩する近代の女性の象徴。バレエ・リュス風のエキゾチシズムをたっぷりまぶした作品。作曲は江文也。

■ 第三部 「前進の脈動」 [振付]石井漠 [作曲]高木東六 

勤労奉仕に邁進する集団の動きをテンポよく提示する。厚生運動や産業戦士など、新秩序を体現する群舞を明快な振りで繰り出しながら、石井漠自身は持ち前のユーモラスな仕草で踊る。クルト・ヨース『緑のテーブル』の収拾がつかない会議シーンが引用される。作曲は高木東六。

<プロフィール>

■ プロジェクト大山(振付・演出・出演)

2006年、古家優里を中心にお茶の水女子大学舞踊教育学コースを卒業したメンバーにより結成。2009年横浜ダンスコレクションRにて「審査員賞」、2010年トヨタコレオグラフィアワードにて「次代を担う振付家賞」を受賞。カンパニー公演のほか、長塚圭史やケラリーノ・サンドロヴィッチの演劇作品への振付・出演、NHK Eテレの人気子供番組「みいつけた!」の楽曲振付・出演など、活躍の場を広げている。

■ 田上豊(脚本・構成・演出)

1983年生まれ。熊本県出身。田上パル主宰、劇作家、演出家、埼玉県富士見市民文化会館キラリふじみ芸術監督。「人間や集団の揺らぎ」を描くことに定評があり、爽快感溢れる遊び心をもった演出を得意とする。劇団活動に加え、全国各地でのクリエイションやワークショップ活動を展開している。青年団演出部、尚美学園大学非常勤講師、奈良市アートプロジェクト〈古都祝奈良〉舞台芸術プログラムディレクター。

■ 坂口勝彦(監修)

ダンス批評をしながら、思想史・数学史・倫理等を大学で教えている。戦時中のダンスを調査し、戦前から戦争が終わるまでの日本のダンス史を書く予定。『戦場のモダンダンス』(2017・大野一雄舞踏研究所)執筆。

<ダンスアーカイヴプロジェクトとは?>

アーカイヴ資料を読み解くことから新しい作品を生み出していくプロジェクトです。プロジェクト大山とはこれまで、日本モダンダンスのパイオニアたちの活動に着目した3作品を制作してきました。4作目にあたる今回は、皇紀2600年奉祝芸能祭の一環で華々しく上演された『日本』三部曲(1940)に挑みます。

<感染症拡大防止対策について>

東京都の感染拡大防止ガイドラインに則り、細心の注意を払いながら感染予防の取り組みを行ってまいります。ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ご来場いただく全てのお客様に、お名前・メールアドレス・お電話番号をお伺いいたします。当公演にて新型コロナウイルス感染の疑いがある方が発生した際、以上の情報を保健所等の公的機関へ提供させていただく場合がございます。何卒ご了承ください。

<お問い合わせ>

NPO法人ダンスアーカイヴ構想
E-Mail:info@dance-archive.net
公式ウェブサイト:http://www.dance-media.com/videodance/zokei/
Facebook:@DanceArchiveNetwork
Twitter:@dance_archive
Instagram:@dancearchivenetwork

<会場アクセス・地図>

東京ウィメンズプラザ ホール
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 東京ウィメンズプラザB1F
Tel:03-5467-1711
http://www1.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/

○ JR・東急・京王・東京メトロ 渋谷駅宮益口から徒歩12分
○ 東京メトロ 表参道駅B2出口から徒歩7分
○ 都バス(渋88系統) 青山学院前バス停から徒歩2分