前回の「ダンスハ體育ナリ?」(2016)では、体育教師であり世界的舞踏家として活動した大野一雄氏を通して、舞踊教育が芸術ではなく体育に含まれている現状を解説しました。今回は、明治以降の体操の歴史を踏まえることでダンスと体操の差異をより明らかにしよう思います。会場は東京都民のオアシス明治神宮外苑。ただの公園ではありません。2018年は明治維新から150年。この記念すべき年に、「日本」について考えてみましょう。
明治天皇葬場殿址にある聖徳記念絵画館周辺では1924年から明治神宮競技大会が開催されていました。1940年「幻の東京オリンピック」が戦争の影響でなくなりましたが、多くのスポーツ施設があり、スポーツの聖地とされています。オリンピックの開催される2020年は明治神宮の鎮座100年。オリンピックメインスタジアムはなぜここなのか。当時の写真、映像によるレクチャーとパフォーマンスで考えてみましょう。
2018年5月12日(土) 11:00開演 12:00 終演
14:30開演 15:30 終演
会場: 明治神宮外苑 聖徳記念絵画館会議室 (各開演時間の10分前に聖徳記念絵画館入り口にある池の前に集合)
チケット:完全予約制
・一般 2,000円
・学生 1,000円
※当日会場でのチケット販売はしませんので、あらかじめご了承下さい。
※聖徳記念絵画館の招待券を差し上げます。どうぞご観覧下さい。
構成・出演 木野彩子
技術監督 三枝淳/ 制作 溝端俊夫
主催 NPO法人ダンスアーカイヴ構想
共催 有限会社かんた キノコノキカク
後援 鳥取大学地域学部附属芸術文化センター
プロジェクト
木野彩子レクチャーパフォーマンス 「ダンスハ體育ナリ? 其ノ弐 建国体操ヲ踊ッテミタ」
Dance Archive Project 2018
「建国體操」とは
「建国體操」は、日本國民體育保健協會が草案し1937年紀元節(2月11日)に芝公園で披露された。1940年5月12日に行われた紀元2600年奉祝第6回日本体操大会では、奈良の橿原神宮外苑大運動場(中央大会)では1万人、東京の明治神宮外苑競技場(関東大会)でも1100人が行ったとされる。
聖徳記念絵画館(せいとくきねんかいがかん)について
神宮外苑の中心的な建物で、幕末から明治時代までの明治天皇の生涯の事績を描いた歴史的・文化的にも貴重な絵画を展示している。明治天皇崩御後に建築計画が持ち上がり、大喪の礼が行われた旧青山練兵場の葬場殿跡地に1926年(大正15年)に建設された。現在でも、建築当初のままのドーム状の荘厳な建物を見ることができる。
■木野彩子 きのさいこ
札幌生まれ。お茶の水女子大学文教育学部舞踊教育学科卒、筑波大学人間総合科学研究科スポーツプロモーションコース修了。現在鳥取大学地域学部附属芸術文化センター講師。元中高保健体育非常勤講師。「Edge」でYokohama solo duo competition 2003財団賞受賞。その後Russell Maliphant Company (UK)でダンサーとして活動。現在は日本を拠点に舞踊家と教職を両立、代表作に「静」「Mobius」など。
<予約>
□チケットカンフェティ
http://confetti-web.com/kenkokutaiso
Tel: 0120-240-540(通話料無料・平日10 :00~18:00)
<お問い合わせ>
ダンスアーカイヴ構想
TEL:03-3450-6507 E-MAIL:info@dance-archive.net
<会場アクセス>
明治神宮外苑 聖徳記念絵画館会議室
東京都新宿区霞ヶ丘町1-1
・JR中 央 ・ 総 武 線「 信 濃 町 駅 」よ り 徒 歩 5 分
・都営大江戸線「国立競技場駅」より徒歩5分
・東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」より徒歩10分
http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/