プロジェクト

国際ダンス映画祭 「身体が残る。」

東京造形大学 映画・映像専攻 + DANCE AND MEDIA JAPAN
+ NPO法人ダンスアーカイヴ構想

「国際ダンス映画祭」は、Dance and Media Japanが2003年から世界のダンス映画・ビデオダンスを集め上映している映画祭です。今年度の本上映は、3月2日・3日、会場はスパイラルホールにて、東京造形大学 映画・映像専攻と共同で開催します。

東京造形大学 映画・映像専攻では、日本で初めて「ビデオダンス」を学ぶ授業を新設しました。「ビデオダンス」を大学の授業で専門的に扱うことは世界でも数少ない事例かもしれません。美術大学の映画専攻がダンス・身体を専門的に扱うことで、映像とダンスを拡張していきます。

今回、横浜赤レンガ倉庫1号館2階では、東京造形大学 映画・映像専攻+DANCE AND MEDIA JAPAN+NPO法人ダンスアーカイヴ構想の3つの組織の連携による、記録についての映像展示・ワークショップ・カンファレンスを行います。

「国際ダンス映画祭」は、Dance and Media Japanが2003年から世界のダンス映画・ビデオダンスを集め上映している映画祭です。今年度の本上映は、3月2日・3日、会場はスパイラルホールにて、東京造形大学 映画・映像専攻と共同で開催します。

東京造形大学 映画・映像専攻では、日本で初めて「ビデオダンス」を学ぶ授業を新設しました。「ビデオダンス」を大学の授業で専門的に扱うことは世界でも数少ない事例かもしれません。美術大学の映画専攻がダンス・身体を専門的に扱うことで、映像とダンスを拡張していきます。

今回、横浜赤レンガ倉庫1号館2階では、東京造形大学 映画・映像専攻+DANCE AND MEDIA JAPAN+NPO法人ダンスアーカイヴ構想の3つの組織の連携による、記録についての映像展示・ワークショップ・カンファレンスを行います。

会期:2019年1月31日(木) ~ 2月17日(日)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館2階 Space A
入場料:入場無料・ワークショップ参加費無料


主催・企画 東京造形大学 映画・映像専攻、Dance and Media Japan、NPO法人ダンスアーカイヴ構想
共催 横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
協力 有限会社かんた、横浜ダンスコレクション、TPAMフリンジ

関連サイト

国際ダンス映画祭公式サイト:http://www.dance-media.com/videodance/zokei/
公式FB:Dance Film Festival Japan
TPAM公式サイト:www.tpam.or.jp

【映像展示】

飯名尚人・溝端俊夫 「大野一雄について・日常を巡るインタビュー・ドキュメンタリー・フィクション」(2018年) 

2019年1月31日(木) ~ 2月17日(日) 
平日13:00 – 20:00 土日祝 11:00 – 20:00 最終日は17:00まで

舞踊家・大野一雄を深く知る人物へのインタビュー撮影を通して、実際に残された記録映像と、インタビューに登場する風景・情景を、フィクショナルに映像化する試み。インタビューの言葉から作るダンスフィルムという手法を再考する。

映像出演:大野慶人、大野悦子、三戸部恵美子、岩村加恵子
インタビュー出演:大野美加子、天野功、中島昭子、三戸部恵美子、岩村加恵子、ヨネヤマママコ
監督・撮影・編集 飯名尚人
インタビュー監督・制作:溝端俊夫
協力:大野一雄舞踏研究所、有限会社 かんた、Dance and Media Japan

【ワークショップ】

東京、岡山、松山、仙台など各地の「国際ダンス映画祭・巡回ワークショップ」で実施し、反響の大きかったワークショップを行います。

■■ワークショップ#1■■

映像で記録すること。そこに写っているもの。 身体と風景を、じっくりと撮影する。 飯名尚人・平井優子 身体と風景のための映像ワークショップ

2019年2月2日(土)13:00 - 18:00 (途中休憩あり)
講師:飯名尚人

2019年2月3日(日)13:00 - 18:00 (途中休憩あり)
講師:飯名尚人・平井優子
*両日とも同じ内容のワークショップです

定員:各回15名/要予約/参加費無料

普段どのくらいの時間、風景や人を眺めているでしょうか。どのくらいの時間、そこに立って撮影しているでしょうか。撮影した写真や映像をどのくらい見るでしょうか。どのくらい自分の姿を鏡でみて、どのくらい相手の顔をみるでしょうか。
実際にビデオカメラで身体を撮影しながら、身体と風景について模索するワークショップです。さらに街の風景の中にある身体をビデオカメラで切り取ります。撮る側と撮られる側の身体感覚と意識について、みなさんと体験していきます。撮影した映像の編集も行います(premiere proを使用)。

対象:
・年齢・スキルは問いません。どなたでも参加頂けます。
・映像に興味のある学生のみなさん
・映像教育を授業に取り入れることに関心のある教員・指導者のみなさん
・ダンス・身体表現・映像に興味のある方
・ダンスを映像作品にしたい方

撮影機材、編集機材は用意します。
ご自分の機材を持参しても構いません。

■飯名尚人

映像作家、演出家、プロデューサー。舞台とメディアのための組織Dance and Media Japanを設立、「国際ダンス映画祭」の主催、メディアテクノロジーとダンスを中心に海外からの招聘プロジェクトを多数行う。大野一雄舞踏研究所と共に『大野一雄ビデオアーカイブ』『洋舞インタビュー』のシステム構築、撮影、編集も手掛ける。東京造形大学特任教授、京都精華大学非常勤講師、座・高円寺劇場創造アカデミー講師、NPO法人ダンスアーカイヴ構想理事。

■平井優子

ダンサー/振付家。幼少よりクラシックバレエをはじめる。 主にコラボレーションを主としたプロジェクトにてダンサー、振付家として参活動している。 自身の作品では「猿婿ーThe face of strangers」岡山、京都、東京(第8回恵比寿映像祭公演2016) 「Ghostingー軌跡の庭」(JCDN踊りにいくぜセカンドvol.6 札幌、仙台、東京、松山、福岡公演)などがある。 2016年、第17回福武文化奨励賞受賞。

■■ワークショップ#2■■

映像に残された他者の身体の情報を、自己の身体に写し込む。 川口隆夫 ボディ・スカルプチャ・ワークショップ「大野一雄について」

2019年2月10日(日)
11:00 - 14:00 ワークショップ
14:00 - 15:30 大野一雄の舞台映像上映
「ラ・アルヘンチーナ頌」(1977年上演)

2019年2月11日(月・祝)
11:00 - 14:00 ワークショップ
14:00 - 15:30 大野一雄の舞台映像上映
「ラ・アルヘンチーナ頌」(1977年上演)
*両日とも同じ内容のワークショップです

定員:20名/要予約/参加費無料

「大野一雄について」は、舞踊家・大野一雄の踊りを川口隆夫がコピーした舞台作品です。残された記録映像から踊りを「コピー」という手法で読み取り、踊り直します。このワークショップでは、「大野一雄について」の創作過程で実際に行ってきた方法を参加者のみなさんと行います。
大野一雄の初演記録ビデオ(抜粋)を見て、その踊り/動きを「コピー」することを試みます。細かな小さな動きや、身体やその周りに生成する空間の連なり、意識・無意識を問わず、つまづきやズレに至るまで細部を細かく観察し、あたかも身体を彫刻するように、「形」を自分の身体へと写しとっていきます。

※ビデオを見ながら作業しますので、参加者はビデオ再生のできるデバイス(ノートパソコン、タブレット、スマートホンなど)を持参してください。

上映:大野一雄の記録映像「ラ・アルヘンチーナ頌」

(約70分 Video Information Center / Repository: Keio University Art Center Archives)
1977年に上演された大野一雄の舞台「ラ・アルヘンチーナ頌」のオリジナル記録映像を上映。土方巽が演出した大野一雄の舞台は、土方巽のアイディアと、大野一雄のダンステクニックが見事に融合した傑作である。大野一雄71歳の時のソロ・リサイタルを記録した貴重な映像。近年マスターテープが発見され、新たにデジタル化されたデータでの上映。

■川口隆夫

1996年よりパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加。2000年よりソロ活動を開始する。2013年に初演した「大野一雄について」は世界各地で高い評価を受け、ベッシー賞ファイナリストにもノミネートされた。東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のディレクター(1996~99)、イギリス実験映画監督デレク・ジャーマンの著書『クロマ』の翻訳(2003)、短編映画『KINGYO』(エドモンド楊監督、2009ヴェネチア映画祭正式招待作品)への出演等、その活動は多岐に渡る。

【テーブルカンファレンス】

映像と身体、そして教育

映像を使って身体を教える・身体を使って映像を教える
大学教育の中で、映像と身体の授業はどのように実施されているのか。ダンス経験者に向けての映像教育や、ダンス未経験者に向けて映像を使った身体のアプローチなど。大学にて映像と身体に関する授業を実施しているアーティストが、実際に行われている授業のモデルケースをプレゼンテーションしながら、今後の映像と身体の教育の可能性を探ります。

2019年2月12日(火) 18:00 – 21:00
定員:20名/要予約/参加費無料
対象:どなたでも参加いただけます。特に、映像やダンスの指導者、教員の皆様、お待ちしています。教育の情報交換の場にしていきたいと考えています。

パネリスト
川口隆夫(女子美術大学)、砂連尾 理(立教大学)、飯名尚人(東京造形大学・京都精華大学)、吉開菜央(東京造形大学)、砂山典子(神戸山手短期大学 2001~13、女子美術大学)

<予約>

身体と風景のための映像ワークショップ ① 2月2日 ② 2月3日
ボディ・スカルプチャ・ワークショップ ③ 2月10日 ④ 2月11日
テーブルカンファレンス 映像と身体、そして教育 ⑤ 2月12日

メール予約・・・ E-Mail:info@dance-archive.net
以下の情報をメールでお送りください
① 参加希望日 ②名前 ③メールアドレス ④電話番号 ⑤簡単な自己紹介

<問合せ>

NPO法人ダンスアーカイヴ構想
E-Mail:info@dance-archive.net
公式サイト:http://www.dance-media.com/videodance/zokei/
公式FB:Dance Film Festival Japan

<会場アクセス>

横浜赤レンガ倉庫1号館 横浜市中区新港1-1-1
横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道駅」、「日本大通り駅」から徒歩約6分
JR・市営地下鉄「桜木町駅」から汽車道経由で徒歩約15分
JR・市営地下鉄「関内駅」から徒歩約15分
https://akarenga.yafjp.org/access/

今後のイベント

2019年3月2日(土)-3日(日) スパイラルホール(スパイラル3F/東京・青山)

○上映:国際ダンス映画祭2019 [インターナショナル部門]/国際学生ビデオダンス・クリエイション [学生部門]
○特別上映:ダニエル・シュミット+大野一雄 3作品上映(「Kazuo Ohno」「ダニエル・シュミット、レナート・ベルタ撮影による未使用フィルム」「書かれた顔」)
○鷹野隆大 映像作品(新作)+ トーク

主催:東京造形大学 映画・映像専攻領域 Dance and Media Japan
巡回イベント共催:NPO法人DANCE BOX(神戸)、yummydance(松山)、R40(岡山)、からだとメディア研究会(仙台)
国際学生ビデオダンス・クリエイション [学生部門]コメンテーター:飯名尚人・川口隆夫・安野太郎・吉開菜央
国際ダンス映画祭2019 [インターナショナル部門]キュレーター:飯名尚人
協力:大野一雄舞踏研究所 NPO法人ダンスアーカイヴ構想
制作:有限会社かんた
WEB制作:東京造形大学メディアデザイン専攻領域 Dance and Media Japan