ひと
- 人物
神山貞次郎Teijiro Kamiyama
第一世代から第三世代まで数多くの舞踏家を撮り続けた写真家。1973年に笠井叡と出会い、舞台写真を撮り始める。1980年にナンシー国際演劇祭で大野一雄を撮影したのを機に、舞踏写真をライフワークと定める。ナンシーでは、大野一雄が教会で踊った<イエスの招き>や、運河沿いで踊る大野一雄をフィルムに収めるヴェルナー・シュレーター監督の撮影現場など貴重な瞬間をカメラに収めた。2013年に急逝、翌年12月に刊行された『神山貞次郎写真集 I Love BUTOOH !』(現代書館)は、写真で辿る一舞踏史にもなっている。
基本情報
- 資料ID
- PER11
- 生誕
- 1948年 岩手県花巻市
- 死没
- 2013年12月25日 東京
- 職業
- 写真家
- 国籍
- 日本
略歴
1948年2月1日 岩手県花巻市に生まれる
1951年 宮城県仙台市へ転居。高校卒業まで仙台で育つ
1966年 東京写真専門学校に入学
1967年-72年 (株)サンテレフォトに報道カメラマンとして勤務
1973年 天使館公演<七つの封印>にて笠井叡と出会い、舞踏家の舞台写真を撮り始める
1977年 『写真試行』創刊(編集人・神山貞次郎、発行人・荒川健一)
1979年 『写真試論』出版に参加(編集委員・安達史人、荒川健一、神山貞次郎)
1980年 ナンシー国際演劇祭で大野一雄、笠井叡を撮影取材
1987年 土方巽追悼野辺送り祭「蟲開き」を企画プロデュース
1988年ー2002年 六本木のショークラブ「将軍」にて照明・音響・芸術監督を務める
1998年ー2005年 この頃から舞台照明、舞踏公演チラシデザイン等も始める
2013年 死去、享年65歳